「民宿」既に昔懐かしい響きに聞こえるみなさんも多いのでは?
民宿(みんしゅく)は主に民間が運営する、多くの場合小規模かつ、客室が和室であるなど設備が主に和式である宿泊施設のこと。観光・レジャーによる利用を主体とし、多くは家族単位での経営である。 wikipediaより。
実は白馬村が日本民宿発祥の地と言われているの知ってましたか!?
歴史を紐解く「白馬村の歩み」村誌よりご紹介。
っと、なが〜い歴史を読んでみるとかなり長文になってしまうので主な流れをご紹介です。。。
1、登山ガイドがお客さんをガイド宅に宿泊させてあげた。
そもそも、「宿」の概念がなかった大正末期〜昭和初期。白馬まで登山に来たお客さんは登山ガイドの家に泊めさせてもらっていました。そこで、装備の確認や、ルートの打ち合わせなども行い、翌日からの登山に備えたんですね!でもまだ「民宿」ではないです。。。。
2、昭和5年の明大山岳部報の記事
3月16日、今日は山の神様のお祭りのため、土地の人は、入山することを例としないのでやむなし。四ツ谷(現在の白馬駅付近)に居るよりもと、細野(現在の八方付近)のスキー場でスキー練習をやる。そして細野の丸山氏宅に宿泊することにした。農家の人は親切で、無理に御馳走をしてくれるのが気の毒でもあり有難くもあった。 **白馬村誌より抜粋
スキーや登山を楽しむために来る皆さんへの『おもてなし』はこの頃から既に始まっていたんですね。
3、民宿の発祥!
このように、山岳ガイドの家に登山やスキーを楽しむみなさんが泊まるようになりました。
そして「昭和12年」・・・・
細野地区(現在の八方付近)の山岳ガイド宅 16戸 が警察から許可を得て宿泊客として泊めるようになりました。これが日本民宿の発祥と言われています。
日本民宿(宿泊文化)の発祥は現在の八方周辺地域だった。そして「保健所」や「調理師免許」ではなく“警察の許可”をもらってはじめる辺りが発祥の瞬間らしいです!
発祥の地で民宿へ泊まってみる。
「農家の人は親切で、無理に御馳走をしてくれるのが気の毒でもあり有難くもあった。」
の言葉にも感じることができるおもてなしの真髄が体験できそうです。
もっと詳しく知りたい人はぜひ「白馬村の歩み」読んで見て下さい!
*掲載写真は白馬村誌より。
白馬村の宿:http://vill.hakuba.nagano.jp/top/yado_kensaku/index.html