白馬五竜 『小遠見トレッキング』

白馬五竜 『小遠見トレッキング』

白馬五竜は日本百名山のひとつ『五竜岳』への登山ルートです。
今回はその途中地蔵ケルンから凡そ片道1時間30分、
標高2007m地点よりアルプスを360度展望できると人気の初心者でも安心して楽しめるトレッキングコース『小遠見トレッキング』をご紹介したいと思います。
 
 
白馬五竜高山植物園エスカルプラザを抜け、いざゴンドラ乗り場へ向かいます。(▼ゴンドラ料金の詳細等は下記リンク参照▼)

ゴンドラ乗り場へ向かう最中の景色。青空がとても気持ちいいです。
毎日綺麗に整備された様々な植物たちが一面を覆っています。

とおみ駅よりゴンドラに乗車し山頂アルプス平駅を目指します。
駅に到着。館内にはビジターセンターも完備されており自由に観覧することができます。

 
高山植物の開花情報等も掲示されているので、植物園観察の前に一度目を通すこともおすすめです。
 
外に出ると、この日はいがりまさしさんのお花畑ストリートライブが開催されていました。


北アルプスにぴったりな心地良い音色を聴きながら、アルプス平駅よりアルプス展望ペアリフトへ乗り継ぎをし更に山頂を目指します。
 
高山植物園の横をゆっくりとリフトが通ります。

 
駅に到着。小遠見を目指してトレッキング開始です。
自然遊歩道から地蔵ケルンまで高山植物などを観察しながら進みます。

トレッキングコースの詳細はこちら→http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/common/pdf/kotomi.pdf
初めて登られる方は印刷をして持参すると尚安心です。スマートフォン等からでもPDFでダウンロードできます。
階段を5分ほど上がったところで第一ポイントの地蔵の頭と出会えます。
階段の幅が狭かったり、高さがあるので注意して上ってください。
ここはどこを向いても山々に囲まれていて、とても眺めのいい場所です。

 
地蔵ケルンすぐ横にベンチ等も設置してあり、座ってゆっくり景色を眺めることもできます。
が、上のほうの天気が怪しいのでそのまま先へ進みます。
 

丸太の階段が続くコースです。きれいに整備されとても歩きやすいコースですがぬかるみ等に気を付けながら進んでください。
時折ゴツゴツした岩がある場所もあります。
20分ほど登ってきたところでしょうか。
急に開ける場所があります。そこが第二ポイントの『見返り坂』
名前の通り、来た道を振り返ってみると1740mからアルプス平の景色が一望できます。第一ポイントの地蔵ケルンがよく見えます。


見返り坂で小休憩を取り、次のポイントまで進みます。
第三ポイントの一ノ背髪に到着。見返り坂よりここまで約30分。


登っていくうちにガスが出てきてしまいました。麓の天候はよかったのですが、
やはり山の天候は変わりやすいです。雨が降らないことを願い…上を目指します。

第四ポイントの二ノ背髪へ到着。一ノ背髪より約15分。
やはりガスが山を覆ってきてしまいました。晴れていればここからの景色は最高だっただろうな…と思いつつ小遠見を目指します。

 
小遠見山まではあと少し。ガスの中を頂上目指して進みます。
 

20分ほどで小遠見山頂へ到着。
残念ながらガスが多く360度一望…とまではいきませんでしたが、やはり2007mともなると雄大な山々の景色を味わうことが出来ます。

あの雲さえ流れてくれれば!と願いつつも遠くで雷がなり始め、雨もポツポツと降ってきたのでこの日はあまりゆっくりせずに下山としました。
ここまでの所要時間およそ1時間30分。途中途トレッキングで来ていた他のお客さんとお話ししながらゆっくりと上ることが出来ました。

帰りは行きと反対、遊歩道の湿原側コースを進み木道を通って戻りました。
木道は傾斜や段差も少なく周りに咲いている植物をゆっくり観察することができます。本格的に写真を撮られている方も多い場所です。
リフトには乗車せず、ゴンドラ乗り場まで高山植物園を楽しみながら下っていきます。アルプス平駅までの所要時間は約15分。

青いケシの時期は終わりを迎えて見ることが出来ませんでしたが、シモツケソウが一面に咲いていてとても綺麗な眺めでした。

コマクサも沢山咲いていました。


植物園では夏の時期に見られる沢山の花たちが植えられています。色鮮やかな珍しい植物ばかりで思わず色々なところに目が行き立ち止まってしまいます。
 
登山は難しい…けど山に登ってみたい!という方。ぜひ夏~秋の白馬でトレッキングを始めてみてはいかがでしょうか。
また、夜には白馬の夜景を見ることが出来るナイトゴンドラ等もあります。(▼期間・料金等詳しい情報は下記リンクより▼)
その他、白馬五竜の詳しい情報はこちらから→http://hakubaescal.com/shokubutsuen/
 
 

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